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■ ウェルリンク株式会社 お客様に聞く - 第一三共株式会社

| 第一三共株式会社は、「社員の心の健康づくり」を目的としたメンタルヘルス対策3ヵ年計画を策定し、その取り組みの一環として、2009年2月、ウェルリンクの「i-Self」と「eラーニング」を導入、組織分析を含め実施した。人事部労政グループ健康推進センター統括産業医の松井春彦氏、人事部労政グループ主査の吉田美加氏に詳しいお話をお聞きした。 |
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― 第一三共株式会社(以下、第一三共)の概要についてお聞かせください。
第一三共グループは、2007年4月、第一製薬株式会社と三共株式会社の統合により誕生しました。革新的医薬品を創出し、提供することにより、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献することを企業理念としています。
第一三共では、2007年4月より、「社員の心の健康づくり」を目的としたメンタルヘルス対策を3年かけて段階的に進めてきました。その具体的な取り組みのひとつとして、2009年2月にウェルリンクの「i-Self」と「eラーニング」を導入しました。
| ■ 第一三共ではウェルリンクのサービスをどう活用したか |
― 第一三共ではウェルリンクのサービスをどのようにご利用いただきましたか。
第一三共では、ウェルリンクのサービスを次のように利用しました。
| 実施時期 |
2009年2月 |
- |
| 実施内容 |
「i-Self」及び「セルフケアのeラーニング」 |
「i-Self」の結果をもとに組織分析も実施 |
| 実施対象 |
第一三共およびグループ8社、約9500人の社員全員
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第一三共株式会社
第一三共ヘルスケア株式会社
第一三共プロファーマ株式会社
第一三共ビジネスアソシエ株式会社
第一三共RDアソシエ株式会社
アスビオファーマ株式会社
第一三共ロジスティクス株式会社
第一三共ハピネス株式会社
第一三共ケミカルファーマ株式会社 |
| ■ 第一三共のメンタルヘルス対策3ヵ年計画について |
― 第一三共のメンタルヘルス対策3ヵ年計画について詳しくお聞かせください。
2007年の統合にあたって、第一三共では、社員の健康を守ることを大前提とした安全衛生管理方針を打ち出しました。
特に統合間もない時期は、社員を取り巻く環境の大きな変化とグループ全体の社内業務も繁忙を極め、何事においてもストレスを感じやすくなります。そのため、「心の健康づくり」は最重要課題のひとつと位置づけました。
3ヵ年計画の1年目にあたる2007年度は、4つのケアを人事部内の健康推進センターが全体統括機能を担う形で推進する、次の5本柱を軸とした体制を整備し、3年間で取り組むべき施策を明確にしました。
また、部下にメンタル不調を起こさない(一次予防)ために、ラインケア研修を全マネジメント職に対し実施しました。
■第一三共のメンタルヘルス対策5本柱
| 1) セルフケア |
・社員本人の心の健康の保持増進
・メンタルヘルスケアの手引き書配布 |
| 2) ラインケア |
・マネジメント職へのラインケア研修
・メンタルヘルスケアの手引き書配布 |
| 3) 事業場内スタッフによるケア |
・メンタル不調の早期発見・発見フォロー
・長時間労働者への産業医による面接徹底
・健康推進室産業看護スタッフへの研修
・職場復帰支援体制の整備 |
| 4) 事業場外スタッフによるケア |
・社外EAPの設置
・社員と家族への周知カードの配布 |
5) 全体統括機能
(健康推進センターが中心) |
・「心の健康づくり計画」の策定
・各取り組みのモニタリング・コンサルテーション
・メンタルヘルス相談体制の整備
・組織分析に基づくストレス要因の評価と対応 |
3ヵ年計画の2年目にあたる2008年度は、社員本人へのセルフケアを重点的に行うことを目標としました。
ラインケアにより上長が部下の変化に気づいて早期対応することも大切ですが、社員ひとりひとりが、セルフケアによって自身のストレスや身体症状の変化に気づき、対処できるようにすることも重要です。
特にストレスの感じ方は個人差が大きく、具体的な症状として現れにくいものでもあるため、本人が気づかないことも少なくありません。そのため、自身の状態について、客観的に気づくためのセルフケアツールとして、メンタルチェックを導入したいと考えました。
また、各自がストレス傾向を把握したうえで、ストレスへの対処や円滑な人間関係の形成を実現することを支援するには、セルフケア教育の実施も必要と考えました。
さらに、組織全体のストレス傾向も分析し、次年度以降の施策に反映することで、より組織の健全化を図りたいとも考えました。
■セルフケア重点課題
| メンタルチェック |
- 個人結果 |
社員が自身のストレスや身体症状の変化に客観的に気づき、対処につなげる。 |
| - 組織診断結果 |
組織のストレス傾向分析を実施し、次年度以降の職場の活性化、組織の健全化につなげる。 |
| セルフケア教育 |
- eラーニング |
社員自らがストレスとうまく付き合う、あるいは対処するためのスキルを身につけ、社員の充実感、生産性向上に結びつける。 |
以上の条件を踏まえて、メンタルヘルスサービス会社を選定し、その結果、ウェルリンクの「i-Self」と「eラーニング」を導入しました。
― メンタルヘルスサービス会社を選定するにあたっての、要件についてお聞かせください。
第一三共が、メンタルヘルスサービス会社を選定するにあたって、要件としたのは以下の4点です。
1)ウェブ上でメンタルチェックとeラーニングが行えること
グループ全体あわせて9500人への実施となります。全員と対面式でメンタルチェックを行ったり、セルフケア研修を集合研修で受けさせることはかなり難しい。ウェブ上での実施が現実的だと考えました。
2)社外EAPとの連動性
社外EAPを設置して、相談体制を整備していたことから、診断後の連携を円滑に行いたいと考えました。
3)他社への導入実績、信頼性
チェック結果に信頼性や実績があり、安心感のあるところが望ましいと考えました。
4)費用対効果バランス
もちろん限られた費用の中でも最大限の効果を得たいと考えました。
以上の要件をふまえて、7社を比較検討しました。
メンタルヘルスのノウハウを持つ医療関連施設からの情報も得て、ウェルリンクのメンタルチェック「i-Self」が要件を満たしていると判断し、依頼を決定しました。
実は、選定した時点では、ウェルリンクにはまだセルフケア教育の「eラーニング」がありませんでした。ですが、ぜひ「eラーニング」も併せて行うことで相乗効果が得られると確信していましたので、その旨を伝え、制作をお願いしたところ、快諾いただけました。
| ■「質問数が多すぎては負担に、少なすぎては、結果の信頼性に欠けてしまいます」 |

「質問数は、組織診断で一定の
診断結果が得られるバランスが
望ましい」 松井春彦統括産業医 |
― なぜ「eラーニング」の新規制作を行ってまで、ウェルリンクを選んでいただいたのでしょうか。
「i-Self」は、社員にとっても受け入れられる適度な質問数で、結果の信頼性もあり、「社員自身のストレスへの気づき」に非常に有効だと感じたからです。
メンタルチェックは、ほどよい質問数が重要です。
通常業務を行いながら、全員に実施してもらうことが条件ですから、質問数が多すぎては、受ける社員の負担となり、せっかく導入しても浸透しません。
しかし、少なすぎては、今度は、診断結果の信頼性に欠けてしまいます。
とくに、組織診断を行った際、その組織のカラーが見え、一定の診断結果が得られるようなバランスが望ましいのです。
メンタルチェックとセルフケア教育を連動させることで、気づきから対処まで途切れることなく、時間も置かずにつなげることが可能となります。またウェルリンクの既に発行されていたセルフケアの冊子類は内容が優れたものでしたので、それを基にした「eラーニング」の制作を依頼し、今回の導入が実現しました。
弊社のために「やります」と言ってくださったウェルリンクの柔軟性と熱意には感謝しています。

「きめ細かいアフターフォローを
評価します」 吉田主査 |
― 今回「i-Self」と「eラーニング」をご依頼いただき、ウェルリンクへの評価をお願いいたします。
導入検討時からの一貫したレスポンスの良さ、eラーニングの新規作成時の真摯な姿勢、さらに組織分析をやっていくなかでも、きめ細かいアフターフォローをしていただけて、頼りにさせてもらいました。
それまでメンタルには関心がなかったという社員から「メンタルチェックによって自身の状態が把握できた」「部下に声をかけてもっとコミュニケーションを取ってみようと思えた」などという声も聞こえてきました。他にも、「不安に感じていた部分が実は大丈夫だったとわかり、とても安心した」といった感想などもあり、当初の目的であった、自身の状態への気づきが達成できたと評価しています。
また、メンタルチェックの組織分析結果をフィードバックする際には、健康推進センターの保健師が現場へ出向いてポイントを説明し、現場全体で課題を共有して、今後の改善策を考えてもらうという取り組みも行いました。
その際にも、「薄々感じていた組織の問題点や課題が分析結果からはっきりしたので、今後の取り組みにつなげやすい」といった現場の前向きな声も得られています。
組織全体の改善への着手はこれからなので、どんな成果が得られるかは
未知数ですが、改善状況の把握やさらなる問題点を明らかにするツールとして、
今後も定点観測を行っていきたいと考えています。
― 今後のメンタルヘルス対策計画についてお聞かせください。
今回は、3年間の取り組み計画のひとつとして、セルフケアのベースを作りました。今後は、このベースを含めたメンタルヘルス対策の5本柱を生かして、繰り返し行うべき施策と、重点的に行う施策を、メリハリをつけて選定し、さらに質のよいメンタルヘルス対策へと次の3ヵ年でステップアップしていきたいと考えています。
新入社員、新たに幹部社員になる社員、マネジメント層を担う社員といったあらゆる層の社員に対し、その都度、丁寧なセルフケア教育、ラインケア研修を行っていく必要があると認識しており、今後も、心の健康づくりと組織診断を組み合わせながら実効ある取り組みを進めていく予定です。
― ウェルリンクへの今後の期待をお聞かせください。
今回、顧客目線できめ細かく対応していただけました。引き続き、信頼し相談できる会社として、よきアドバイスをお願いします。そして、メンタルヘルスを扱うウェルリンクのみなさまご自身もどうか心健やかに、世の中に役立つ、良い製品を作りつづけてください。
| 第一三共株式会社様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。 |
※ 第一三共株式会社のWebサイト
※ 取材日時 2009年10月
※ 取材制作:カスタマワイズ |